成長スピードが遅い人に共通するたった一つの特徴
成長スピードが遅い人にはわからないことをわからないまま放置できないという特徴があります。勉強熱心で物事を丁寧に理解しようとする姿勢にも見えるんですが、この愚直さが成長への弊害になってしまっています。わからないことに遭遇するたびに立ち止まり、納得できるまで調べてから次に進む。そんなことを繰り返していたら日が暮れますし学習の順序を間違えています。
新しいことを学び始めた段階では何がわからないのかを正確に把握することすらできません。知識が不足しているので、目の前に現れた疑問が本質的なものなのか、後から理解すれば十分なものなのかを判断する材料も不足しています。その状況でわからないことを一つずつ解決しようとすると、自分の中に生まれた疑問をすべて同じ優先順位で捉えることになります。
これは学習ではなく疑問が生まれるたびに学習の方向を変えているだけで、何を理解するために取り組んでいたのかが曖昧になっていきます。本来は目的に向かって知識を取捨選択する必要があるのに、目の前の疑問を解消することが目的になってしまうわけです。
そもそも理解には適切な順序があります。今は理解できないことでも先を学んで振り返るとわざわざ調べる必要もなかったと気づくことはよくあります。周辺の知識が増えたことでそれまで理解できなかった概念の位置づけがわかるようになるからです。その概念が何のために存在するのかすらわからない段階で詳細を調べても、知識としては覚えられてもどう使えばいいのかは理解できません。
つまりわからないことが発生した時点と、それを理解するのに適した時点は必ずしも一致しないということです。
この時間差を理解している人はわからないことに遭遇してもすぐには解決しようとはしません。今の理解では判断できないものとして一度保留し、先に進むことで得られる情報を待ちます。ある程度の不完全な理解を許容できるこそが全体把握までの一番の近道です。
成長が遅い人はわからないことが自分の理解不足として捉えがちですが、成長が速い人は今の段階で理解できていないことがあっても、それが今後の学習を妨げないのであれば問題視しません。全体像が見えてきた段階で必要な部分を改めて掘り下げればいいと考えています。
この差は学習を続けるほど広がっていきます。全体像を把握した人は新しく入ってくる情報の重要度を判断できるようになるので、不要な調査に時間を使わなくなるので、次に何を学ぶべきかの選択精度が上がっていくわけです。
成長スピードを上げたいなら今の自分にとって何をわかっておく必要があるのかを見極めることに意識を集中させてください。わからないまま先に進めることも知的スキルです。
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