運がよくなる5つの口ぐせ
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「運のいい人生」は特別な人だけのものじゃない。
人に恵まれる。思いがけない誘いが来る。仕事でうれしい話が進む。
そんな毎日を自分には縁がないと決めなくていい。
まず見直したいのは、普段なにげなく使っている言葉。
いい出会いや人の好意を受け取るために 毎日の会話からできることがある。
たとえば知らない趣味の話を聞いたとき。
「自分には関係ない」で終わらせる代わりに「面白そう」と返してみる。
次に何を話すかで、相手の好きな世界をもう少し知れる。
運には自分で選べない部分がある。 それでも、誘いへの返事や好意の受け取り方には選べるところがある。
偶然を全部思い通りにすることはできなくても、 訪れた出会いを楽しむ余地は増やしていきたい。
今回はそのための5つの口ぐせを紹介する。
無理に明るい人にならなくていい。 普段の自分のまま、まだ知らない楽しみに少し近づいてみよう。
「面白そう」で知らない世界に近づく
今まで知らなかったものを今まで知らなかったという理由だけで遠ざけなくていい。
友人が楽しそうに話している趣味
たまたま見かけた小さな展示会
自分とは違う働き方をしている人の話
詳しくないと会話に入れない気がするかもしれない。 でも最初に必要なのは、専門知識より「どこが面白いんだろう」という興味でいい。
たとえば友人から陶芸に誘われたとする。
上手に作れる自信はないし、器を集める趣味もない。
それでも少し気になるなら「面白そう。どんなことをするの?」と聞いてみる。
話を聞いた結果、今回は見送ってもいい。
気に入って通うようになるかもしれないし、 1回だけの楽しい休日になるかもしれない。
始める前から一生の趣味になるかまで決めなくていいんだ。
仕事の話でも同じように考えてみたい。
違う業界の話を聞いて、今の仕事にも使えそうな工夫が見つかることを想像してみる。
自分の専門と違うからこそ、新鮮に感じる部分もあるだろう。
役に立つか。得意になれるか。長く続くか。
全部の審査を通ったものだけ楽しもうとすると、 始める前に考えることが多すぎる。
ときには「面白そう」だけで話を聞く時間があっていい。
もちろん、興味のない誘いまで受ける必要はない。
少し心が動いたときに、その気持ちをすぐ消さずにいてあげる。
「こんな楽しみがあるなんて知らなかった」
後からそう思える経験に出会う余地を これからの毎日に残しておこう。
「ありがとう」で好意を受け取る
誰かがくれた好意を自分で小さくしなくていい。
褒められたら「大したことないです」
手を貸そうかと言われたら「悪いから大丈夫です」
そんな返事が浮かんだときも、 いったん「ありがとう」と受け取る選択肢がある。
遠慮するのは相手に負担をかけたくないからかもしれない。
自慢しているように見られたくない気持ちもあるだろう。
その気遣いを責めたいわけではない。 ただ、自分が喜ぶことまで遠慮しなくていい。
たとえば作った資料を「分かりやすかった」と褒めてもらえたら。
「いえ、普通です」で終わらせずに「ありがとう。どのあたりが分かりやすかった?」と聞いてみる。
図のまとめ方なのか。説明の順番なのか。
相手の返事を聞けば、自分がなんとなく工夫した部分のよさに気づけるかもしれない。
褒め言葉を受け取ることは、自分の得意を知る機会にもなる。
助けてもらったときも、大げさなお返しを急いで用意しなくていい。
「助かった」「おかげで間に合った」と うれしかったことを伝えてみる。
相手のしたことが自分にどう届いたかを言葉にする。
好意を受け取るたびに、同じ大きさで返さなければと計算していたら疲れてしまう。
できるときに自分も誰かの力になれたらいい。 今日は助けてもらう日でもいい。
いい人に恵まれたいと願うなら、すでに自分へ向けられた親切も受け取っておきたい。
「ありがとう」は、相手の優しさをなかったことにしないための言葉として使える。
自分にも好意を向けてくれる人がいる。
そう感じた瞬間を照れくさいからと急いで打ち消さなくていい。
「教えて」で人との違いを楽しむ
知らないことがあるのは、人の話を面白く聞ける余地があるということでもある。
誰かが楽しそうに話しているのによく分からなくて黙ってしまう。
知らないと気づかれるのが恥ずかしくて、分かったふりをしたくなる。
そんなときは「それ、教えて」と言ってみてもいい。
たとえばコーヒーが好きな人と話しているとする。
豆の名前や淹れ方は詳しく分からない。 それでも「最初に何を飲んだら楽しめる?」なら聞ける。
自分で調べることに加えて、その人がどう楽しんでいるかも知りたい。
味だけでなく店の雰囲気が好きなのかもしれない。 休日にゆっくり淹れる時間を大切にしているのかもしれない。
同じ趣味でも、どこを楽しむかは人によって違う。
仕事で自分には思いつかなかった工夫を見たときも 「どうやって思いついたの?」と聞いてみる。
完成したものだけでなく、そこに至る迷いや発見を聞けることもあるだろう。
知らないものに出会うたび、自分の足りなさを確認する時間にしなくていい。
「こんな見方もあるんだ」と楽しめたら、 誰かの得意が自分にとっての楽しみになる。
質問をするときは、相手が話せるタイミングに合わせればいい。
何でも丸ごと教えてもらおうとせず、自分が本当に気になったところを聞く。
上手な質問を作ろうとするより、 知りたい気持ちをそのまま言葉にしてみる。
会話でずっと賢く見せ続けなくてもいい。
知らなかったことを知る楽しさは、今の自分のままで味わえる。
初めて知る店や本、仕事の工夫。
人との違いを、自分の毎日を広げてくれるものとして受け取ってみたい。
「やってみたい」で願いを人に伝える
やりたいことは、自信がついてから話すものと決めなくていい。
写真を撮ってみたい
自分の文章を人に読んでもらいたい
今とは違う仕事にも関わってみたい
まだ何も形になっていなくても、 興味を持っていることは話していい。
「やってみたい」は成功を宣言する言葉ではない。 今の自分が向いている方向を伝える言葉だ。
たとえば友人と話しているときに「街の写真を撮ってみたい」と伝えてみる。
相手がおすすめの場所を知っていたら、 教えてもらえるかもしれない。
写真が好きな知人の話や近くで開かれる展示の話になることも考えられる。
黙っている願いは、相手には分からない。
まず言葉にすることで「写真の話ならこの人も興味がありそう」と知ってもらえる。
話した先に何が続くかは決められなくても、 何に興味があるかは伝えられる。
仕事なら「何でもやります」より「説明する文章を書いてみたい」と話すほうが、やりたいことを具体的に伝えられる。
今の経験で引き受けられる範囲も添えれば、 相手も相談する内容を考えやすい。
大勢に宣言するのが苦手なら、身近な人との会話で十分だ。
先に実績を作ってからでないと願いを話せないとなると、 準備がいつまでも終わらない。
途中で興味が変わってもいい。
話してみて「自分はこれをやりたかったんだ」 と気づくこともあるだろう。
願いを口にするたび、自分を追い込む約束にしなくていいんだ。
まだ叶っていないことを話す時間も楽しんでいい。
人との縁を今の自分の肩書だけで終わらせないために。
「これも悪くない」で予定外の楽しみを見つける
思い通りの1日だけをいい1日として数えなくていい。
たとえば行きたかった店が休みだったとする。
楽しみにしていた分、がっかりするのは自然だ。
それでも帰り道に気になる店を見つけたなら、少しのぞいてみてもいい。
予定していた食事はできなかったけれど、初めての味に出会えた。
「これも悪くないな」と思えたら、 予定が外れたことだけで今日を終えずに済む。
何が起こるかを全部決めてから出かけるのは難しい。
だからこそ、予定と違うことが起きたときにも楽しめるものを探す余地がある。
最初に考えた通りでなくても、好きになれる時間はあっていい。
人との出会いにも当てはめてみたい。
同じ趣味の人と仲良くなりたかったのに、 話してみたら全然違う趣味だった。
それでも会話が楽しかったなら、その時間を期待外れにしなくていい。
求めていたものと違うことと、価値がないことは同じではない。
自分がまだ想像していなかった楽しさを後から好きになることもできる。
もちろん、つらい出来事まで無理に「よかった」と言い換える必要はない。
傷つく扱いを受けたときは離れていいし、 落ち込む日に明るい言葉を使えなくてもいい。
これは自分の気持ちを我慢させるための口ぐせではない。
少し落ち着いて、別の楽しみを探せそうなときに使えばいい。
「本当はこうなるはずだった」だけで終わらず、 今の自分が喜べるものを見つけてみる。
予定通りでない日にも、好きな場面を作っていい。
自分が想像できる範囲より、楽しめることはまだ広いかもしれない。
いいことが起きたら素直に喜んでいい
「面白そう」で知らない世界に近づく
「ありがとう」で好意を受け取る
「教えて」で人との違いを楽しむ
「やってみたい」で願いを伝える
「これも悪くない」で予定外にも楽しみを見つける
5つとも、自分を別人に作り替えなくても使える言葉だ。
誰とでも仲良くなる必要も毎日を完璧に前向きに過ごす必要もない。
運のよさを考えるとき、何が起きたかに加えて、 出会ったものとどう関わったかにも目を向けてみたい。
声をかけてもらえたら話を聞く。 親切がうれしかったら喜ぶ。 気になったものを少し試す。
自分が選べるのは、そんな身近なところからだ。
頑張って手に入れたものも、人に助けてもらったことも たまたま出会えた楽しみも。
自分の毎日をよくしてくれたものとしてどれも大切にしていい。
いいことが起きたときまで「たまたまだから」と 喜びを小さくしなくていい。
たまたまなら、その偶然を楽しもう。
「最近なんだか運がいい」
そんなふうに笑える出来事をこれからの毎日で見つけていきたい。


