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メモ:「仕事の振り返り」の質は、こうやって上げる

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「振り返りが大事です」 何を今さら当たり前のことを感がすごい一言です・・・が、業務の振り返りって、ちゃんと「振り返りの構造」を理解していないと、精度がクソ下がるんですよね。

ここで言う振り返りの構造とは、「KPT法を使いましょう」的なテクニック論ではなく、もっと根本の話です。コンサル時代に「仕事の振り返りをする→上司から"振り返りが浅せーよ"とボコされる→振り返りの仕方を振り返る」というサイクルを繰り返す中で見えてきた方程式を書いておきます。

  • 振り返りは成長するためにやります。そして成長は、次の方程式で説明できます。成長=良質な経験数×意味づけ率。

  • この方程式はさらに分解できます。良質な経験数=チャンス数×矢面率、意味づけ率=素直さ×地頭力。以下、この4つの要素をそれぞれ見ていきます。

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良質な経験数を増やして、時間対効果を爆上げする

経験の質と量は、目の前に訪れたチャンスに対して、どれだけ積極的に手を挙げて矢面に立つかによって決まります。

チャンス数は、こうやって増やす

  • チャンス数とは、難しい仕事や新しいテーマに挑戦できる機会が自分の周りにどれだけあるか、ということです。手を挙げれば参画できるプロジェクトは豊富にありますか?異動の希望は通りやすいですか?大きな商談を任せてもらえる機会はありますか?

  • もし答えが「No」なら、その環境にいる限り、あなたの成長は頭打ちです。したがって、環境を変える必要があります。

  • 「うちの会社は保守的で…」「チャンスがなくて…」「今やっている仕事が面白くなくて…」ということであれば、副業を始める、社会人大学院に通う、転職活動を始める、なりで、さっさと環境を変えにかかったほうが得策でしょう。

矢面率は、こうやって上げる

  • せっかくチャンスがあっても、矢面に立たなければ意味がありません。重要プロジェクトに配属されても、なんとなく脇役で終わっていませんか?会議では聞き役に回っていませんか?リーダー役は他の人に任せていませんか?これ、すっげーもったいないです。

  • せっかく同じ時間を過ごすのであれば、矢面に立つ役回りを買って出て、恥をかきまくったほうが、さっさと成長してしまいます。40歳とかになって恥をかくのは恥ずかしいですけど、若いうちは失敗して恥をかいても全然温かい目で見てもらえる率が高いですから。

  • それに恥ずかしい思いをすると「やっべ、改善しなきゃ」と毛穴から思えるじゃないですか。矢面に立つって、時間対効果がめちゃくちゃいい。KPIを「累積赤面数」にしてもいいくらいです。

  • 会議なら:とりあえずホワイトボードの前に立ってペンを握るところから始めて、ひたすら会議の内容を書きなぐります。慣れてきたら、書きながら「今の話をまとめると〜」「ごめんなさい、聞き取れなかったので、ここ、もう1回言ってもらっていいっすか?」と口に出してみる。さらに慣れてきたら、会議の終わりに「まとめると、今日の決定事項はこれとこれで、ToDoは誰だれさんがXXXをやる、ってことでよかったですか?」とまとめ役をやる。さらにさらに慣れてきたら、会議のファシリをやらせてもらいます。

  • 商談なら:「資料の説明、僕にさせてもらっていいですか?」と、資料の一部だけでもいいから説明・プレゼンする役をもらいます。慣れてきたら「資料、僕が作って説明していいっすか」と資料作成まで巻き取る。さらに慣れてきたら「明日の商談、僕1人に行かせてください」と言ってみます。

  • プロジェクトなら:まずはフォーマットが決まっている「進捗会議」のファシリをやらせてもらいます。慣れてきたら、どれかアジェンダ1つでいいのでクライアントとの折衝を任せてもらう。さらに慣れてきたらプロジェクトの1ユニットのリーダー役、さらにさらに慣れてきたらプロジェクト全体のリーダーをやらせてもらいます。

  • こんな感じで、少しずつでいいので「矢面に立つ率」を上げていけると、同じ時間を過ごすにしても、得られる経験量が爆増します。

意味づけ率を上げて、1の経験から10を学ぶ

いくら質の高い経験を積んでも、その経験から次に活かせる学びを抽出できなければ意味がありません。

素直さが一番大事説?

  • 意味づけ率の土台は「素直さ」です。素直さとは、相手から言われたことを他責にせずに真正面から受け止める姿勢のことです。

  • もちろん、何でもかんでも自分のせいにしろと言っているわけではありません。「雨が降るのも隕石が落ちてくるのも、全部お前のせいだ」と言うつもりは毛頭ありません。しかし「自分がコントロール可能な範囲」について、他人のせいにした瞬間、成長は止まります。

  • 「上司が悪い」「環境が悪い」「運がなかった」。こうした言葉が口をついて出そうになったら、「この状況で、自分に改善できる余地は何か?」と自問してみましょう。この問いに真摯に向き合える人だけが、継続的な成長を手に入れることができます。

地頭力はこうやって上げる

  • 地頭力とは、学びを型化する力のことです。営業ノルマを達成できたときに、単に「あーよかった」で終わらせてはいけません。「達成できた要因は3つある。第一に…、第二に…、第三に…」「第一の要因を満たすために必要なアクションは…」「この成功パターンは、他の商材でも応用できるか?」と、成功要因や失敗要因を分解し、別の場面でも再現できる「型」として蓄積するのが大事です。

  • 例えば、ある会社に新システム導入の提案をして、意思決定者から承認をもらえたとします。このとき「成功要因を3つ挙げるとすると何か?」を考えます。①投資対効果を定量的に示したこと、②システム導入後に現場の業務がどう変わるかを具体的に伝えたこと、③他の手段との比較を示したこと、みたいな感じです。

  • そして、3つの要因それぞれを実行するまでに取った行動まで振り返ります。「①投資対効果を定量的に示す」のために取った行動として「XXXについて、この手順で調査したな」と、やったことを言語化する。こうしておくと、次回また同じ状況に直面したときに、行動を再現しやすくなります。

  • 失敗したときは、次の2点を考えるのがオススメです。1つ目は「失敗要因を3つ挙げるとすれば?」、2つ目は「失敗前にタイムスリップできるなら何する?」です。

  • 例えば、システム導入の提案が通らなかった際に、なぜ失敗したかを振り返ると、①根回しの順番をミスった、②すぐにこのシステムを導入すべき緊急度を伝えられなかった、③開発のための人員を確保できなかった、などが挙がるかもしれません。

  • そしたら、次は1つずつ失敗要因をピックアップして「もう1回やり直せるのであれば、何をするか?」を考えます。根回しの順番をミスったのであれば、「やり直すなら、XXXさん、△△△さんの順に根回ししたほうがいいな。なぜならば〜」と振り返ります。

  • ちなみに今回の「成長=良質な経験数×意味づけ率」の分解も、僕が何度も「もっと速く成長するには?」を振り返って見つけた方程式だったりします。

まとめ

  • 成長は、良質な経験数(チャンス数×矢面率)と意味づけ率(素直さ×地頭力)によって決まります。

  • チャンス数:成長の絶対量を決めるのが、挑戦的な仕事に関われる機会の多さです。これが少ない環境では成長は頭打ちになるため、現在の職場に機会が乏しいと感じるなら、副業や転職活動などを通じて、自ら積極的に環境を変えにいくべきです。

  • 矢面率:チャンス数があっても、当事者として中心的な役割を担う率が低いと経験の質は高まりません。会議で書記役を買って出る、商談で一部でも説明役を担うなど、小さな一歩から始め、徐々に矢面に立つ役割を増やすことで、同じ時間でも得られる経験値は爆増します。

  • 素直さ:経験を学びに変える意味づけ率の土台です。物事を他人のせいにせず、自分のコントロール可能な範囲で改善点を探す姿勢を指します。「環境が悪い」などと感じた時こそ、「この状況で自分に改善できる余地は何か?」と自問することが重要です。

  • 地頭力:意味づけ率を高めるもう一つの要素で、学びを応用可能な型にする力です。成功や失敗の要因を3つ挙げて言語化し、「なぜそうなったか」「次はどうするか」を考えることで経験が整理され、別の場面でも応用できる再現性の高い学びが蓄積されます。

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