自分の機嫌を自分でとるには鈍感力
大人になったんだったら自分の機嫌くらいは自分でとれるようになりたいものです。とはいえこれは言うほど簡単ではありません。職場で嫌なことがあったらそのまま家に持ち帰る人もいるし、誰かの一言が気に入らなかっただけでその日ずっと周りに不機嫌を撒き散らす人もいます。
よく自分の機嫌をとるために楽しみを作ると言います。嫌な仕事があっても帰ったら酒を飲める、週末には旅行がある、欲しかったものを買う。嫌なことが起きるたびに別の快楽をぶつけないと戻れないなら、自分で機嫌をとっているのではなく外から別の刺激を入れて機嫌を上書きしているだけです。
本当の意味で自分の機嫌を自分で扱えるようになるには鈍感力です。
機嫌を崩しやすい人は感情が豊かなのではなく起きたことを真に受けすぎです。そのイラっとした感情に自分の大切な時間を授けるなんてこれほど無駄な時間の使いかたはありません。相手が機嫌悪く話してきたならその人が機嫌悪かっただけ。それ以上でも以下でもありません。
何でも察して、何でも気づいて、何でも受け止める人は成熟しているように見えますが、受け取らなくていいものまで全部拾っていたら、最終的には自分も疲れるしその疲れを周りに返すことになります。気づいたうえで流す、聞いたうえで持ち帰らない、嫌だったけれど明日まで引っ張らない。ここまでできて初めて自分の感情を自分で扱えていると言えるんじゃないでしょうか。
大人になったら繊細さは忘れて、受け取るものを選べるくらいの鈍さを持っていたほうが生きやすくなります。
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