スマホもお金も守る。今すぐ確認したい6つのセキュリティ対策。
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イギリス政府が、国民に「3日分の備蓄」を呼びかけました。
こんにちは、セキュリティ対策をしているレムです。
今日は、ハッキングの対策の話です。
最近、本当にどこで何が起きているか分からないですよね。
情報がもれた、アカウントが乗っ取られた、というニュースが毎日のように出ています。
なので今回は、「これだけはやっておこう」という対策を、重要な部分にしぼって紹介します。
なぜ危ないのか、なぜその設定が効くのかも、あわせて書きました。
いちばん怖いのは、人を巻き込むこと
乗っ取りでいちばん怖いのは、自分だけの被害で終わらないことです。
たとえば、LINEやXのアカウントを乗っ取られる。
そこから友だちに「今お金がなくて、ちょっと貸して」「PayPayで送って」と連絡がいく。
変な投資に誘ったり、闇バイトに巻き込んだりすることもあるみたいです。
自分の名前で、知り合いをだましてしまうかもしれない。
これが本当に怖いんです。
お金も、住所も、ねらわれている
証券口座の乗っ取りもありました。
去年は、持っていた株や投資信託を勝手に売られて、知らない中国株などを買わされる被害が相次ぎました。
金融庁のまとめでは、2025年の1〜6月だけで、不正な取引は7,000件を超えています。
住所や電話番号がもれるのも怖いです。
オレオレ詐欺の電話がくることもあるし、無言電話で「もしもし」の声を録られて、その声をまねた電話を家族にかける手口もあるみたいです。
お金があると発信している人は、強盗などにねらわれることもあります。
イギリスは「3日分の備蓄」を呼びかけた
今年は、大きな情報漏洩が本当に多いです。
東京商工リサーチによると、上場企業の1,000万件をこえる漏洩は、今年だけで3回。
2012年からの14年間で3回だったので、1年でそれに並んだことになります。
そんな中、イギリス政府は10月22日に、国民に「3日分の水と食料、現金」をそなえるよう呼びかけました。
理由の1つが、サイバー攻撃への心配です。
ネットの情報が信じられなくなると、物を運ぶ仕組みも、お金の振り込みも止まるかもしれない。
ちょっと大げさに聞こえるかもしれませんが、国がそこまで考える時代なんだと思いました。
これだけはやっておきたい6つの対策
「国や会社がやられたら、手出しできないじゃん」と思うかもしれません。
でも、自分でできる対策はあります。
今回しぼったのは、この6つです。
① iPhone・Googleのアカウント
② X
③ LINE
④ Amazon・楽天などの通販
⑤ 家のWi-Fi
⑥ 証券口座・銀行
やり方は、これまでのポストで作った図解を貼っておきます。
対策1:iPhone・Googleのアカウント
今のスマホは、ほとんどがAppleかGoogleです。
この2つのアカウントは、いわば「合鍵の束」。
写真もメールも、保存したパスワードも、ここに入っています。
しかも、ほかのサービスで「パスワードを忘れた」を押すと、確認のメールはここに届きます。
つまり、AppleやGoogleを取られると、ほかのサービスまで次々に開けられてしまうんです。
だから、最初に守るのはここ。
2段階認証は、パスワードがもれても、自分のスマホがないと入れなくする設定です。
パスキーは、そもそもパスワードを打たずに、顔や指でログインする仕組み。
本物のサイトでしか使えないので、偽のサイトに入力してしまう心配がありません。
iPhoneは、ほとんどの人が最初から2段階認証(Appleでは「2ファクタ認証」)がオンになっているので、確かめるだけでOK。
Googleは、自分でオンにしないと付いていないことが多いので、やり方も入れておきます。
▼ iPhoneとGoogleの設定
▼ iPhoneの2ファクタ認証の確かめ方
▼ Googleアカウントの2段階認証のやり方
▼ Googleアカウントでパスキーを作る
対策2:X
Xを乗っ取られると、DMを全部見られたり、自分の名前でフォロワーに詐欺のリンクを送られたりします。
フォロワーは、ふだんの私の投稿だと思って、そのリンクを押してしまうかもしれません。
最近は、スマホからしかログインしていないのに、「セッション」に見覚えのない「Web」が増えている、という声もありました。
セッションは、今どこからログインしているかの一覧です。
ここに知らないものがあれば、もう誰かが入っているかもしれないサイン。
なので、パスワードを変えて、2段階認証をオンにして、ほかのセッションから全部ログアウトします。
2段階認証は、いちばん手軽な「ショートメール」で設定できます。
ログインのとき、スマホに届くコードを入れるだけです。
認証アプリの設定までできるなら、そっちまでした方がより安全です。
iPhoneのアプリなら、パスキーも使えます。
▼ Xの3つの設定
▼ Xの2段階認証とパスキーのやり方
対策3:LINE
LINEは、国内で月に1億人以上が使っています。
家族や友だちとのやりとりは、ほとんどLINEという人も多いですよね。
だからこそ、乗っ取られると、あなたの名前のメッセージを、みんながそのまま信じてしまいます。
ここが、ほかのアカウントよりこわいところです。
LINEは最初の設定のままだと、パソコンなどスマホ以外からもログインできるようになっています。
使っていないなら、「ログイン許可」をオフにしておくと、入り口を1つ減らせます。
同じ画面の「パスワードでログイン」も、LINE自身がオフをすすめている設定です。
もう1つ多いのが、友だちのふりをして「認証番号を教えて」「このQRコードを読んで」と頼む手口。
これは、相手にあなたのLINEの鍵を渡すのと同じなので、知り合いからでも応じないようにしています。
▼ LINEの3つの設定
対策4:Amazon・楽天などの通販
通販サイトには、カードの番号も、住所も、電話番号も入っていますよね。
乗っ取られると、あなたのカードで買い物をして、別の住所に送ることができてしまいます。
こわいのは、2,000円、3,000円の請求を、ちょこちょこされること。
「こんなの買ったっけ?」で見すごしてしまって、気づいたら大きな金額になっていることもあるみたいです。
入り口になりやすいのは、「ご注文の確認」「パスワード再設定」のような、本物そっくりのメール。
メールのリンクは押さずに、アプリから確かめる。
そのうえで、2段階認証かパスキーにしておけば、パスワードがもれても入られにくくなります。
月に1回、明細を見ておくのも、早く気づくための大事な習慣です。
▼ Amazonの対策
▼ 楽天の対策
対策5:家のWi-Fi
ルーターは、家のスマホもパソコンもテレビも、全部がつながる「家の玄関」です。
ここを乗っ取られると、知らないうちに家の回線が犯罪に使われたり、つながっている機器がねらわれたりします。
何年も前のルーターは、メーカーの更新が止まっていて、弱いところがそのままになっていることがあるんです。
なので、本体のソフトを更新して、サポートが終わった古いものは買いかえを考える。
管理用のパスワードも、買ったときのままにしないでおくと安心です。
▼ Wi-Fiルーターの3つの対策
▼ ルーターの管理パスワードの変え方
対策6:証券口座・銀行
ここは、お金が直接動く場所です。
貯金も、コツコツ積み立ててきたお金も、一気に失うかもしれません。
去年の証券口座の被害は、ほとんどが証券会社そっくりの偽サイトで、IDとパスワードを入れてしまったところから始まっていました。
なので、いちばん効くのは、パスワードだけでは入れなくすること。
金融庁も、ログインや出金のときの多要素認証(パスキーなど)と、通知サービスをオンにするよう呼びかけています。
証券会社のサイトは、メールのリンクからではなく、ブックマークか公式アプリから開くようにしています。
▼ 証券口座・ネット銀行の4つの設定
6つ全部に共通:パスワードを使い回さない
もれたIDとパスワードの組み合わせは、まとめて出回ります。
詐欺師は、それを別のサービスでも片っぱしから試すんです。
今年のように大きな漏洩が続いていると、自分のパスワードも、もうどこかに出ているかもしれません。
サービスごとに別のパスワードにしておけば、1つもれても、ほかまでは広がりません。
6つの対策は、1枚にまとめました。
詐欺師は、設定していない人からねらう
設定をしても、100%防げるわけではありません。
でも、詐欺師から見たら、設定している人より、していない人のほうがずっと楽です。
設定してあれば「やめておこう」と引き下がることもある。
だから、少しでもやっておく意味があると思っています。
終わりに
今回の内容は、私が調べたものと、これまでのポストの図解をもとにしています。
設定の画面は、スマホや時期によってちがうことがあります。
やる前に、自分でも公式の案内を見て、必要かどうかを考えてからやってください。
「やっておけばよかった」と後悔しないように。
お守りがわりに、できるところから一緒にやっていきましょう。
ではまた。
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