エースコンバットに登場するストレンジリアルな架空兵器に詳しくなって300倍面白くする講座
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今回でおそらく最終回! エースコンバットシリーズに登場するが現実にはない、まさにストレンジでリアルな架空トンチキ兵器を知って、現実の類似していたり、おそらく元ネタだったりする実験開発結果を踏まえつつ「なぜこれらがいまだ実現していないのか」~~「しなくてよかったのか」~~を見ていこうという回です。
今回も登場兵器解説につき、過去作に登場したものも踏まえてネタバレありきの説明していくため、「プレイした後いったいアレはなんだっとのか振り返ってみたい人」または『こんなのがあるんだ!ぶっ壊したい!』と気になる方は、是非お付き合いいただければと思います。
ではでは、ストレンジでリアルな世界へようこそ!
【アーセナルバード(Arsenal Bird)】
幅1,100メートルを超える超巨大全翼空中空母。プロペラ推進。 大量の無人機の空母として飛行、軌道エレベーターからの無線での電力供給を受けて半無限に空を飛び続ける「空の番犬」。
【なぜ現実で実現していないのか?】
翼長1kmを超える物体は、翼自体を支える構造重量が爆発的に増加し、自身の重さで翼が折れる。要するに「丈夫にしようとすれば重くなるし、重くなると飛べないし支えきれない」って話。
「無線での電力供給」は未来すぎるのでちょっと一回おいておくとして、実際に1960年代後半にアメリカのロッキード社が計画・研究した超巨大原子力航空機「ロッキード CL-1201」開発計画というおそらく元ネタが存在する。
翼長約170mで史上最大の航空機(An-225 ムリーヤ)すら遥かに凌駕する圧倒的なサイズ感が特徴。
なんで作らなかったかというと……「原子力でうごくような超巨大飛行機が敵の上ならまだしも自国内の空をずっと飛んでるとか超怖い」とおもったから。~~当たり前だろ!! ~~
なので、「めちゃくちゃ軽くて丈夫な謎素材」「半無限に太陽光発電する軌道エレベーター」「無線での遠隔電力供給技術」が飛躍的に進歩したらワンチャンあるかもねなロマン飛行機なのでした。
【トニトルスの槍】
宇宙空間から地上を攻撃する「キネティック・ポインター(運動エネルギー弾)」兵器。 つまり爆弾ではなくやたら重い金属棒を地球に向かって重力で落下させる。
純粋な「落下の位置エネルギー(超音速・マッハ10〜15の運動エネルギー)」だけで、地表を戦術核兵器レベルの衝撃波で破壊する。
【なぜ現実で実現していないのか?】
この兵器の研究は割と昔から行われており、「プロジェクト・ソー(Project Thor / 米空軍概念研究)」や「神の杖(Rods from God / 2000年代米空軍構想)」として界隈では非常にポピュラーで、様々なSF作品に登場する。
まず宇宙へこの超重量の金属棒を宇宙に運ぶ輸送コストが天文学的。イーロン・マスクでもしんどい。(作中でソトアが軌道エレベーターを使って宇宙に運んでいたのは、これへのアンサー)。
あと、これは現代でも運用される極超音速兵器の課題とも言われているのが、物体は超高速で移動する際に空気との摩擦で強力なプラズマに包まれるため、電波を遮断する塊になる。
つまり、加速後は一切の外側からの誘導を受け付けなくなるため、終末誘導ができない。こんなとんでもない威力のものを空から「大体このへん」でばらまくとか危なすぎるってわけ!
ただ、近年アメリカや中国なんかは急速に宇宙空間での軍備増強を早めていて、正直「一番初めにたどり着くであろう最悪のストレンジリアル兵器」なのかもしれない。ぬ~べ~
【アリコーン(Alicorn)】
超大型潜水航空戦艦。 全長495メートル。潜水艦でありながら、30機以上の艦載機を運用可能な全通飛行甲板と、巨大なレールガンを搭載。要するに「全部のせ超巨大空母潜水艦」。
本来水上空母というのは飛行機を発艦させることに特化しているため、イージス艦や潜水艦など10隻近くの取巻きを引き連れて「空母打撃群」を作って運用する。
またこの規模なので、グーグル等で検索すれば一般人でも「今どの空母がどのへんにいるか」がわかるため、作戦行動の秘匿性もあんまりない。
「それがこのアリコーンなら単艦で全部解決できるんじゃね?」って構想。
【なぜ現実で実現していないのか?】
潜水艦が潜るには「円筒形」が最も優れていて、アリコーンのような幅広く平らな空母形状は水圧に非常に弱く、潜水はほぼできない。ビート板みたいなる。
また、超射程のレールガンが搭載されているものの、現代の潜水艦は水中にいながらVLS(垂直ミサイル発射装置)でミサイルを発射でき、浮上する必要もないため、奇襲とは言え、敵陣真っ只中にわざわざ戦闘機を浮上して送り出した上に、「帰投したときに潜っていたら艦載機はどないすんねん」問題が発生する。
「ちょっと早すぎるストレンジ兵器か……」と思いきや、日本は第二次世界大戦中に「伊四〇〇型潜水艦」という戦闘機3機を積み込める潜水空母を開発し運用していた。SEGAかよ。
【ターパン級陸上戦艦(Tarpan-class Land Battleship)】
海軍の戦艦の艦体をそのまま地上に持ち出し、巨大な履帯(キャタピラ)を取り付けたような文字通りの「陸上戦艦」。~~ 通称ソトアニアンデス最上。~~
海から地上へ直接上陸し、干上がった内海や市街地をビル群を倒壊させながら前進・踏踏する圧倒的な破砕力を誇り、巨大な多連装主砲を搭載し、国土の大半を射程に収める脅威的な火力を有している。
「さすがにストレンジリアルすぎるでしょ」と思いきや、現実は小説よりも奇なり。第二次世界大戦中にドイツが考案したのが「ラーテ(P1000 Ratte)」計画。戦車に戦艦の巨大連装砲を搭載して移動する巨大陸上戦車戦艦を作ろうとした計画。
「流石に即却下か」と思いきや、1942年、クルップ社の技術者ハインリヒ・リッターが提案し、実際に政府が開発を承認。~~しっかりしろ枢軸国はみんなこんなカンジなのか!?~~
一年くらい研究してみたところで、 自重に耐えられる橋は存在せず 自走すると道路や地面が陥没して身動きが取れなくなり 巨体かつ移動速度が遅いため、敵航空機からの爆撃に対して無防備な「巨大な標的」にしかならない ことが判明し、「極めて非現実的で資材の無駄遣いである」と判断し、試作車が作られる前に完全に白紙化された。
【なぜ現実で実現していないのか?】
もっかい話する?
というわけで今回で解説は終わり!最新作エースコンバット8はそんなトンチキだけれど夢とロマンが詰まった最高傑作なので、シリーズ作品のファンも、この話で興味を持った人も、違った角度から是非楽しんでプレイしてほしいと思います。 ではではまたどこかの空で!












