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頭が悪い人が「偉そう」になる理由

偉そうな人というのは、自信があるから偉そうにしているわけではないと思います。むしろ頭の中にある「材料」が少ないから、偉そうに振る舞うしかなくなっているのかもしれません。

具体的な理由は大きく3つあると考えています。

ひとつ目は、相手の事情を想像できないことです。 知識の少ない人には、目の前の人にも自分の知らない背景があるという発想がそもそも出てきません。だから理解できない言動に出会うと、何か理由があるのかもしれないと一度考えることをせず、「それはおかしい」「お前は間違ってる」と、自分の物差しだけで裁いてしまいます。その裁き方が周りからは偉そうに見えるわけです。

2つ目は、たった1回の経験を「万人の法則」にしてしまうことです。 僕は格闘技を習っているのですが、道場で後輩に(聞かれてもいないのに)技をこと細かく教えたがる人というのは、だいたい始めて半年から1年くらいの人だったりします(かつての僕もそうだったので、あまり人のことは言えないのですが)。 「これが唯一の正解」という思い込みが発動しやすい時期なのかもしれません。 一方で黒帯の先生は色々な技と原理原則を知っているので、あえて「教えたがり」になることはなく、正規のクラスでの「指導」という形で、生徒ひとりひとりにあった形でテクニックを教えてくれます。 どんな分野であれ、深くものごとを知っている人こそ「物事を極めるのに絶対の正解などない」ということを身体で知っているものです。

3つ目は、評価する側にいれば評価されずに済むことです。 人の仕事にダメ出しをしたり、他人の転職や子育てに口を出したりしている間は、自分が「評価」される心配がありません。偉そうな態度は、自分の中身を見られないための一番手っ取り早い手段でもあります。

こうして並べてみると、偉そうな人は強いのではなく、どこか怯えているように見えてきます。その「偉そうさ」に付き合ってあげる義理はないし、相手にしなくていいと思います。一方で自分が誰かに偉そうな口をきいてしまったときは、思考が足りているか、短絡的になっていないか、ということを振り返る謙虚さはあってもいい気がします。

参考記事:

頭を良くする4つの習慣|内向哲学

全文完
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