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嫌いな人をぶっ壊す、サイコパスの手法をシェアしたい

さて、本当にあった怖い話をしよう。

私の友人に、職場の大嫌いな人にだけ「やっておくよ」「任せてよ」と全力で優しく接する、というやつがいます。

理由を聞いたら、こう返ってきた。

「成長する機会がないから、一生その場に留まることになる。数年後に、めちゃくちゃ笑顔でこき使う」

サイコパスめいていた。体温が2.5度下がった。

しかもこいつ、いつも上機嫌で、いつも笑顔で、それでいて私より悪態をつく。

悪態大魔王である。

いつもながら「こいつヤバいな」しか浮かばなかったのですが、数日経ってもこの話が頭から離れなくて。

なんならちょっと悔しかったんですよね。嫌いな人に対して、ここまで冷静に戦略を組める人間がいるのかと。

マジでおもしろすぎたので、その後の考察にも付き合ってください。

━━━━━━━━━━━━━━ あいつの「優しさ」、よく見たら飼育だった ━━━━━━━━━━━━━━

というわけで、あいつの話がおもしろすぎて、数日ずっと考えていました。少しだけ深掘ってみます。

「やっておくよ」は、仕事を奪っている。 「任せてよ」は、成長の機会をゼロにしている。

その結果、相手は「この人は優しい」と思い込んで、何も疑わず、何も育たず、ただそこに居続ける。

で、能力差が開ききった数年後に、笑顔でこき使う。

これ…飼育ですよね。

エサをあげて、外には出さない。ペットは「飼い主は優しい」と思っている。でも実際は檻の中で、しかも本人だけが気づいていない。

居心地の良さを演出した、ダメ人間製造装置。

しかも笑顔で。しかも感謝されながら。

私は性格が悪いので、率直にこう思いました。

おもろすぎる。

友人は「嫌い」を消したのではなく、育てていたのかもしれない。嫌いな相手を弱くして、自分が上に立つ仕組みをつくる。選択肢を全部奪って、鎖で固めるところまでがセット。

そんなこんなで「それ優しさじゃなくて飼育だろ」と言ったら、

「だって嫌いな相手が成長したら、こき使えないじゃん」

体温がまた1度下がった。

━━━━━━━━━━━━━━ 棚卸ししたら、常識がひっくり返った ━━━━━━━━━━━━━━

で、あの話のあと、ふと思ったことがある。

「嫌いな人に対して、人間ってどんな選択肢を取るんだろう」

友人のパターンはわかった。飼育です。では、他の健全な方々には、どんな反応パターンがあるのか。

棚卸ししてみたら、おもしろいことに気づきました。

①放置する

これがいちばん多い。「関わらない」「距離を取る」「大人の対応」。SNSでも「嫌いな人にエネルギーを使わない」系の投稿が死ぬほどバズるので、もっともポピュラーな選択肢といえます。

でもこれ、意外と優しかったのかもしれない。

放置された側って、居心地が悪くなるんですよね。誰もフィードバックをくれない。空気が冷たい。で、その気まずさに耐えられなくなったら、自分で動く。転職とか、部署異動とか。

つまり放置は、相手に

「新しい選択肢」

を与えている。冷たく見えて、実は逃げ道を残している素晴らしい選択。

②冷たくする

「未熟」「感情的」と言われがちですが、これもじつは機能しています。

態度で「ここはお前の場所じゃない」と伝えているので。言葉にしていないだけで、メッセージは届いている。不器用だけど、相手が動くきっかけにはなっている。

③攻撃する

一見、選択肢のなかでいちばんヤバいのがこれ。

でもよく考えたら、いちばんフェアだったりする。直接ぶつかるから痛い。ただ「合わない」を正面から突きつけているので、殴り合いではあるけど嘘はない。

友人の笑顔の裏にある飼育より、よっぽど誠実な対応ではないか。

④グチる

これは自分が楽になるだけの、もっともショボい選択肢(主観です笑)。

相手には1mmも届かない。居酒屋で吐いて、翌朝忘れて、また同じ月曜日が来る。ガス抜きにすらなっていない。

しかも、表向きは優しい人のままでいられる。いちばん平和に見えて、己だけを削っているドMヤスリ小僧です。

━━━━━━━━━━━━━━ 友人だけが、笑顔で鎖をかけていた ━━━━━━━━━━━━━━

で、最後にあいつです。

おだてて、居心地を良くして、動けなくして。相手の選択肢を全部奪う。

放置は、逃げ道を残す。 冷たくするのは、メッセージを送る。 攻撃は、正面からぶつかる。 愚痴は、そもそも相手に届かない。

友人だけが、笑顔で鎖をかけていた…と。

言語化するとわかるけど、「優しい」がもっとも残酷で、「冷たい」が意外と優しい。私のなかで常識が完全にひっくり返った瞬間でした。

そして、5つ並べてみて、ひとつ気づいたことがある。

全員、「嫌い」に対処しているだけだった。

放置する人も、冷たくする人も、攻撃する人も、愚痴る人も、あのサイコパスも。誰ひとり「嫌い」の正体には触れていない。

レントゲンを撮らずに「なんか痛い」で帰っているのと同じ。

友人に「お前含めて全パターン並べたけど、全員"嫌い"のまま動いてただけだったわ」と言ったら、

「殴ってくれる人がいなくなった時点で、終わりなんだよ」

(たぶん③の話をしている)

沈黙、黙祷。

最後にひとつだけ聞いてみた。

「お前はもう、相手のこと嫌いじゃないの?」

「嫌いって言ってる時点で、まだ言語化できてないんだよ」

…友人を選び直したくなりました。

でも正直、ちょっとだけ悔しかったです。

…FIN ━━━━━━━━━━━━━━ 「価値ある声をより多く、より遠く、より深く」をミッションに、経営者のX顧問、コミュニティを運営しています。 コツコツ真面目にやっている人が、知られていないだけで正当に評価されない。その理不尽をなくしたくて、日本一拡散力をもつコミュニティを作っています。(現在220社→2年以内に1000社目標)

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名前:川岸宏司 仕事:DIL 共同代表COO Reframe CEO ASTRA CEO 他 業務内容:経営者向けX顧問/デザイン事業全般 著書:『1%読書術』『耳を鍛えて4倍速読』『なぜ、あの人の言葉は心に響くのか』 アカウントものぞいてみてください。 https://x.com/intent/follow?screen_name=OnebookofMAG ━━━━━━━━━━━━━━

全文完
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