バンドマンがベース専用のTab譜エディタ「Lowline」を作った
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ベーシスト諸君、Tab譜を書いたことはあるだろうか?
バンド活動をしていると、オリジナルの楽曲が何十曲も増えていくわけだけど、一回のライブで演奏する曲はせいぜい6〜7曲。
ワンマンライブなんかで「久しぶりにあの曲をやろうか」って話になっても、フレーズを思い出すのに何時間もかかる。
しまいには「これどうやって弾いてるんだ?」と過去の自分を呪い、諦めてレコーディング時から意図せずフレーズが変わってるなんてこともしばしば。俺だけ?
だから未来の自分のため、その時作り上げた大事なベースラインを記すために、Tab譜を書いている。
自分で作ればお得なんじゃない?
Tab譜を書くソフトは色々あるんだけど、ギターやドラム、ピアノ、さらにはフルオーケストラまで書けるような、大掛かりなものが多い。
ベースだけをTab譜にしたいという目的からすると、めちゃくちゃオーバースペック。金額もかなりお高い。
元々、月額1,500円のソフトを使っていたんだけど、「自分で作ればとってもお得なんじゃない?」と思って作り上げたのがLowlineだ。
Lowlineは、ベースラインを記譜し、保管して、発信するためのMac用Tab譜エディタ。
設計やデザインの構想などを全て自分で行い、コードを書く作業をAIにやってもらう開発スタイルで、いうなれば全部一人で作った。
アプリ開発を完全に舐めていたので、「こんなのちょちょいのちょいだろ!!」って思っていたが、完成させるのに半年かかった。
地獄をみた。
初のアプリ開発でこんなに複雑なシステムを作るもんじゃないです。
ベースのTab譜を書くために欲しかった機能を
今までたくさんのTab譜を作ってきた経験から、従来のソフトの使いづらい点や、「こういう機能があればいいのに」というアイデアをLowlineに詰め込んだ。
ベースしか記譜できないけど、ベースを記譜するために欲しかった機能は、全部ぶち込んだ。
少し機能を自慢させて欲しい。
1.再生されるベースの音が良い
指弾きとスラップの演奏を実際に録音し、再生されるサンプルとして取り込んである。良い音です。
そして、なんと、クリーンとディストーションサウンドが切り替えられる。
ヘビーミュージックをクリーンな音色で打ち込むのは惨めな気分になるので。
2.曲の音源とTab譜を同時に再生できる
曲の音源を取り込んで、Tab譜と一緒に再生できる。
譜面だけを鳴らして確認するのもいいんだけど、バンド全体の音と合わせて聴けると、そのフレーズが曲の中でどう鳴っているかも確かめられる。
アレンジ作業がとにかく捗る。
「曲を聴く」と「譜面を書く」を、一緒にできるようにした。
3.ベースのステムからTab譜の下書きを作れる
ベースのステム、つまりベース単体の録音を取り込むと、解析してTab譜の下書きを自動生成できる。
レコーディングした曲のベースラインをTab譜にしたい時、まずこの機能を使って下書きを出して、そこから手で直していける。
精度は録音の状態やフレーズの難しさによって変わるので、音を聴きながら修正して仕上げる。エフェクトのかかっていない録音状態だと精度が高い。
取り込む音源はWAVファイルです。
一から全部打ち込む前に、記譜の出発点を作るための機能として使ってほしい。
4.演奏動画に載せられる、横スクロールのTab譜動画
作ったTab譜を、横に流れる動画として書き出せる。
書き出した動画の背景を動画編集ソフトのクロマキーで抜いて、演奏映像に重ねれば、譜面付きの演奏動画になる。
音だけでは伝わりづらいフレットやリズムを、演奏と一緒に見せられる。
横長のYouTube動画はもちろん、ショートやリールにも、帯のように重ねて使える。1920×1080で書き出せて、曲の頭には1小節のカウントインも付く。
取り込んだ音源も一緒に書き出しできるから、アレンジしたベースラインをメンバーに共有して確認してもらうって使い方もできる。
記譜したものを保管するところから、発信に使うところまで。
我ながら気が利く設計だと思う。
普段の記譜に必要なものも
4〜7弦ベースに対応していて、変拍子やテンポチェンジ、連符も扱える。
スラップ、ゴーストノート、ハンマリング、プリング、スライド、タッピング、ハーモニクスなどの奏法も記譜できる。
もちろん、PDFにも書き出せるので、印刷したり、誰かに譜面を渡したりする使い方もできる。
作った譜面はライブラリから開ける。30秒ごとの自動保存も付けた。
他のソフトで作成した譜面も移行できるようにMusicXMLやGuitar Proのファイルを取り込み、編集することもできる。
曲を書いて、音で確かめて、残しておく。ベースラインを記すための道具として使ってもらいたい。
Lowline、リリースしました
LowlineはMac専用。macOS 13以降のIntel/AppleシリコンのMacに対応しています。
価格は2,980円(税抜)の買い切り。
販売ページには、実際の画面や機能の説明を載せています。パソコンのブラウザでサンプルのTab譜を再生し、音色やミキサーを触れるお試し版も用意しました。
自分の曲やフレーズを残したい人、演奏動画にTab譜を載せたい人に、使ってもらえたら嬉しい。
使ってみた感想も、ぜひ聞かせてください🕺



